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冬とともに飽きずに商い中

35年前の開業当時は小さなそして古ぼけた「大ちゃんらぁめん」だったけれど、今や進化し、夜の部に居酒屋まで営業するに至った。当店は山形蔵王のスキー場発祥の地「上の台ゲレンデ」にて営業。営業期間は冬の始まりから冬の終わりまで飽きずに商い中。冬期のみの営業ですが、期間中は一日たりとも休業はいたしません。何故なら・・・ たった一人のお客様との出会いが「大ちゃん」を未来へと紡いでくれるから。そう・・・生きている瞬間の醍醐味 それは一期一会。その醍醐味をかみしめながらおもいっきり喜び、おもいっきり怒り、おもいっきり哀しみ、おもいっきり楽しむ。一期一会と喜怒哀楽が店内を自由自在に闊歩している・・・ そんな店でありたい。偶然入った当店で一冊の本と出会ったり、店内に流れる何気ない曲に惹かれたり、飾られた一枚の絵に魅了されたり、書かれた一行の詩に涙したり。偶然の中の必然性そんな言葉が似合う店でありたい。


寒さと空腹がやって来たらアツアツのラーメンで暖を取り、温泉の香りに浸ったあとの北国の夜長は熱燗の地酒で思い出つくり。
見知らぬ人たちが囲炉裏を囲み杯を交わすひと時、まったりとした時が流れていく。そして見知らぬ人たちはいつしか懐かしい人たちへと変わりゆく。「大ちゃん」の扉を開けた時、あなたの蔵王への旅が真冬の光に輝く樹氷のように心に残る事でしょう。